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2006年09月03日

ひとりごと・・・

かなり以前の事。

魁皇が十両に上がって二場所目の大阪13日目、土俵下に落ちたときに足親指の陥没骨折をし、
東京に戻り手術・・・2ヶ月半の入院生活を送っていたときの事。

6月中旬に退院したものの、名古屋場所の準備で若衆が誰もいなくて ( 先輩ばかりだったが・・・ )
ひとり部屋に残されたとき、初めての長期入院でこの先関取の地位を維持出来るのかと云う不安で
張り裂けそうで、もう辞めて帰りたいと思ってもおかしくないほど情緒不安定な時があった。

名古屋に行っていたみんなが一旦帰京した日、
魁皇の様子に不安を覚えた知人が何とか励まそうとしていたところに皆が帰ってきた。

ある兄弟子が戸を開けるなり 「寂しかったろう・・」 とだけ言って、黙って魁皇の隣に座ったと。。
何も言わず、ただずっと傍にいた・・・居てくれた。 
その兄弟子には、離れていた数日間の魁皇の様子など何も知る由もなかったのだが・・・。

その後、魁皇は、それまでの不安だった事などなかったかのように元気になって
みんなと共に名古屋に出かけていった。  もちろん、その場所は勝ち越した!!!

頑張ってガンバって、いっぱいいっぱいの人に「頑張れ!」と云うのは追い込むだけ。
どうやっても元気を出せなくて もがいている人に「元気だせよ!」と云うのもしかり・・・。
でも、もう少しガンバれるのに手を抜いている者に「ガンバレ!」は激励の言葉。。
見極めは本当に難しい。。。

今は、「無理編にゲンコツ」の時代ではない。
もちろん、ときに叱責するのも必要な事。 だが「見て覚えろ」「言わなくても気付け」の時代でもない。。
ある人には当たり前の事でも、ある者にはやっと出来たことであれば誉めてあげたい。
欠点は誰にも山ほどあるもの。。  欠点をあげつらうのは簡単な事。
誉めるのが難しい事だってある。  でも、誉められて嬉しくない人はいない・・・。
そして、頭ごなしに怒られるよりも、ちょっとでも誉めてもらえると嬉しくて忘れられない時だってある。。
まして、不安な気持ちをわかってくれていたんだと知り、包み込むように傍に居てくれたなら・・・

      それは、自分の事を見ていてくれている証拠だから!!

・・・自分も見られている事も忘れてはいけないが
           ついつい自分の事は棚に上げ???あまりの重さに落ちたりして・・・・・・・

魁皇の「その兄弟子」は、普段は淡々としていて・・・淡々としすぎていて、曲がった事は嫌いだが、
そのくせ特別 「おとこ臭さ」 もなく、頑張っている姿は見せず、とにかく自然体で周りが見えている人。
いまでも、時に何も言わずとも゛すーーっ゛と、いつの間にか傍に居てくれるような人。
本当のやさしさ、心遣いとはこういうことなんだと思い知らされた、何年経っても忘れられない出来事。

苦しんだり、切なかったり、絶望の淵に いるときには気づいてあげたい。
楽しいことや嬉しい事があったときには( 迷惑でも )一緒に喜べる心を持っていたい。。。。。

2006年09月03日 00:12

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