相撲をはじめとする日本の伝統文化を大切に思うファンより一言苦言を述べさせていただく。
今回の朝青龍の優勝に関しては本人の根性には敬意を表するものだが、
土俵上のガッツポーズには日本人として、大変違和感を覚えた。
そして、優勝パレードの際にモンゴル国旗を掲揚していたことにも違和感を覚えざるを得ない。
国単位で戦うオリンピックではない。
せめて日本の国旗とあわせて掲揚していたなら、まだ納得も出来よう。
小生も武道家として日本の伝統文化、そして武道のもつ意味と歴史を大切にしている立場から、
全ての力士に下記の事を再認識していただきたい。
相撲は単なるスポーツではない。れっきとした武道である。いわゆる単なる格闘技でもない。
したがって、武士道精神を体現しているものでなければならない。そして何よりも神聖な神事でもある。
明治時代になってすべての国民が断髪した中で力士だけが髷を残した意味は、
近代化、欧米化されていく世になっても日本のすばらしい武士道を残したいとの明治天皇の思いがあった。
その精神を将来も受け継いでいかなければならない。
櫓や土俵の意味を力士は理解しているのだろうか。
なぜ、塩を撒くのか、柄杓の水で何故口を清めるのか。
正に土俵の上は神様の居る神聖な場所だからなのである。しめ縄も土俵入りも神事なのである。
その神聖な土俵上でガッツポーズとは何事か!
神社で誰がガッツポーズをしたり雄叫びをあげるだろうか。
武士道の観点から言うと、戦いとは本来相手の首を取る、命を取ると言うことであり、
戦いの後には生き残った者と命を失った者が存在する。
勝者は敗者に対し敬意と慈しみの気持ちを表し、また弔いの気持ちをもってのぞまなければならない。
それが武士道というものだ。したがって勝者は敗者に対し静かなる弔いの礼をもって
戦いを終わらなければならない。それをガッツポーズとは何事か!
単なる格闘技スポーツとして相撲を継承するならば、いっその事、髷も丸い土俵も櫓も土俵入りも
すべて廃止して単なるスポーツエンターテインメントにしてしまえば良い。
そうなった時は日本と言う国がなくなる時である。
送信者お名前:斉藤義明